俺は、何のことやらさっぱり、分からなかった。



「あら?分からないのかしら?偶然入った人ね。


シェルター番号はその黒い無線に書いてます。」



黒電話のような無線をみると白い文字で四と書いていた。



「四ですけど、ところで倶楽部って何ですか?」



「あらま~四なの山鳩さんの所に入ったんだあ。すご~い。
倶楽部は、飲み屋ですよ。夜の店よ。

シェルターですけど若い子揃ってますから是非ともお越し下さい。」



「そんな事言っても、行くお金ないですし、それに外はまだミサイル飛んでるし放射能がありますし。」



「あら、ミサイルはさっきのが最後ですよ。

シェルター四なら一等地ですから歩いて十分もかかりません。

防護服は最高の物があるはずですよ。


放射能の心配は防護服があれば大丈夫です。出入り口を見て下さい。南に歩いて十分他のお店に寄っちゃいやよ。


ネオンが付いてますから。ネオンの所の赤いボタン押して下さい。お金は入りません。

物でいいですよ。

そうね~そちら新鮮な野菜があるはずだから、野菜とあとは、ウィスキーなんでもいいから二本でいいですよ。お待ちしてますね。」



テレビと無線が切れた。