僕にたったひとかけらの勇気が
あったのならば現実は少しでも変わって
いただろうか

電車の中のたばこの匂いも傘をどこに
置くのにも迷わずにすんだかもしれないし
鼻をかむこともできていたと思う

そして君が隣にいたのかもしれない

すべては過去でここは現実

開いた扉は閉めることができて
水たまりを僕はとぶことができた
勇気があったなら

ここに僕はいない

だって生きる勇気なんてとうに忘れて
死ぬ勇気だってなかったから

僕は卑怯。