ピピピピッーー!!

部屋中に目覚ましの音が鳴り響いた。

一階からはお母さんの起きろコールが聞こえる。

「そろそろ起きるかぁ…」


私はだるい体をゆっくりを起こした。

私の名前は川崎 那奈。
お母さんとお父さん、それからお兄ちゃんの四人家族。

それから……
今日から私は高校生なのです!!

真新しい制服に着替えて、肩より伸びた髪の寝癖をさっと直した。

「…これでいっか♪って時間やばいっ!!」

リビングに行くと、みんなもう揃っていた。