周りから見たら俺達恋人に見られてんのかな



「私さ、この道から帰るの苦手なんだよ」



南世ちゃんは普通にかわいいし



「ああ、ここらへん人住んでないもんな」



俺の肩ぐらいしか身長ないし



守ってあげたい…



「ま、オバケとか出てきても俺が南世ちゃんを守るよ」



南世ちゃんはくすっと笑った



幸せってこういうのなんだろうな



…いつ壊れてしまうかわからないものが