女帝の椅子




三谷淳SIDE



荒竹からもらった紙を頼りに神童様の家を目指す



俺のこの気持ちは南世に荒竹に気づかされた



ありがとう…



フラれてもいい



軽蔑されてもいい



ただ伝えるだけでいい



伝わればそれでいいんだ



「ここか…」



『神童』



俺はゆっくりインターホンを押した