「我慢しないで電話でもメールでもしろよ」
「うん・・・」
やっぱり隼斗は最高の彼氏だね。
何よりも、あたしを愛してくれてる。
あたしも隼斗を愛してる。
こんなにもあたし達は相思相愛なんだから、大丈夫だよね!
その後は2人でお風呂に入った。
最後の寮のお風呂。
湯船でキスしまくった。
あたしに“隼斗のモノ”と言う証を刻みこむかのように・・・。
隼斗に“あたしのモノ”と言う証を刻みこむかのように・・・。
「ヤべぇ。今日の満奈、今までで1番綺麗」
そんな事言ってくれる隼斗に、またドキドキしてしまう。
お風呂から上がり、髪を乾かす。
あっ、うちの隼斗さんはあの一件から学習したみたいです。
ちゃんと髪乾かしますよ。
「・・・じゃあ、最後にシちゃいますか」
「シちゃいます!」
隼斗の部屋に行く。
キスしながらあたしは押し倒される。
「お前、明日絶対寝れねぇだろ。俺がいなくて寂しいからって」
あたしの上に覆いかぶさる隼斗は、ニヤリと笑った。
「明日ぐっすり眠れるように、朝まで愛してやろっか?」
・・・いやいやいやいやいや。
その前にさ、
「卒業式あるんですけど・・・」
「卒業式で寝る馬鹿いねぇだろ。それとも・・・嫌か?」
「嫌なわけないじゃん」
首に腕を回した。
「じゃあ、朝まで愛されようかな」
「おう」
―――チュッ
どちらともなく唇を重ねた。
今日の夜は今まででよりもずっとずっと、甘い夜になった。