どうやら“約束”と言うモノは、最高の薬らしい。
次の日。
「満奈っ!おはよー!」
うちの彼氏さんは、物凄く元気になってました。
「ヤらせろ」
「熱は?」
「下がったからヤらせろ」
「咳は?」
「でないからヤらせろ」
朝から卑猥な事言いますね・・・。
ったく、恐ろしい人だな・・・。
と、気を抜いた瞬間だった。
―――グイッ
腕を引かれ、ベットに押し倒された。
「約束だろ?」
妖艶に微笑む隼斗。
不覚にもドキドキしてしまった。
・・・やっぱりあたしは、貴方には勝てないみたい。
身体も心も、隼斗を求めてる。
「・・・どうぞ。お好きなだけ」
「いただきます。ヤった後起きれないぐらい激しくシてやる」
「あっ、そう。・・・ってはぁぁっ!?」
「大丈夫だって」
何でそうなるの!?
って言うか、一昨日も十分激しかったんだけど・・・。
あの後、起きて髪乾かすの凄い苦労したんだから!
「えぇ~・・・」
とか言って、少し抵抗してみる。
だけど、
「・・・嘘。優しく愛してやるから」
―――ドキッ
隼斗はあたしの攻略法を知ってる。
耳元でそんなに甘く囁かれたら、コロッと隼斗に身体を預けてしまう。
やっぱり、恐ろしい人だ。
「ひゃっ!・・・あっ、はや・・・」
「可愛い。やっぱ満奈大好き」
「やっ、ちょっ・・・もうダメ・・・」
「俺ももう無理・・・」
あたしは優しく愛されました。