(side隼斗)

年末年始の休み。

俺は29日から2日まで。

満奈は30日から1日まで。

「じゃあ30、31、1日は2人共休みなんだ」

2人で風呂に入ってる最中。

俺に後ろから抱き締められてる満奈が言った。

「そうだな」
「何するー?」

そう言われて、ポリポリと頭を掻いた。

正直、満奈とイチャイチャする事しか考えてなかった。

「んー・・・」

俺は考えた。

年明けにしか出来ない事、見れない事をしてぇなぁ・・・。

んで、満奈が喜びそうな事。

・・・あっ。

いい事思いついた!

「じゃあ出かけるか?」
「どこに?」
「・・・いいところ」

耳元で甘く囁いた。

すると満奈は顔を真っ赤に染めた。

いちいち可愛すぎ。

もう食べたいんですけど。

「もしかして、エロい事想像しちゃった?」

からかうように聞くと、

「してないもんっ!」

耳まで真っ赤にして、拗ねてしまった。

あー、したんだな。

ったく、俺がヤバいんだけど。

「休みの計画、いったん中断」
「何で?」
「満奈ちゃんがエロい事したいそうなので」

―――ザバーッ

立ち上がると、お湯が激しく揺れた。

裸の満奈をお姫様抱っこする。

「隼斗の馬鹿ーっ!!」