「どういう事?」

俺が聞くと、

「・・・言わなきゃダメ?分かんない?」

そんな返事が返ってきた。

すみません、満奈さん。

「・・・まったく分かりません」

素直にそう言った。

「馬鹿隼斗」

今、けなされたよな?

今、馬鹿にされたよな?

許せねぇ。

でも今は・・・満奈の言葉の意味が知りたい。

「だーかーらー」

よく見ると、耳が真っ赤に染まってる。

今の体制のまま、満奈は、

「隼斗が“夜も頑張っちゃおうかな”って言った時、あたし“遠慮しとく”なんて言ったでしょ?あれ・・・嘘だよ」

一気に喋った。

あぁ・・・。

そう言う事ね。

それを聞いた瞬間、嬉しさが込み上げる。

それって、要するに、

「じゃあ、頑張っていいの?」

抱いてもいいって事だろ?

「・・・うん」

恥ずかしいのか、いまだに顔を上げない満奈。

小さく返事をした。

「楽しみにしとく。あと、飯待ってるから」

―――チュッ

1回だけ軽くキスしてから、ソファに戻った。

キスした時、満奈の唇に噛みついたけど、そこは気にしない。

満奈は真っ赤な顔で料理を再開した。

やっぱり満奈って可愛い。

最高の女だ。