すると、

「何・・・笑ってんの?」

うっすらと隼斗の目が開いた。

「ごめん、起こした?」
「いや・・・。今日休みだっけ?」

布団からちょこんと顔を出す隼斗は可愛すぎる。

オムライス大好きな俺様より、全然可愛いんですけどっ!

あたしをキュン死させる気ですか!?

「うん、休み」

内心ドキドキしながらも、平静を装ってそう答えた。

思わず、手が隼斗の髪に伸びる。

わっ、サラサラ・・・。

隼斗の綺麗な黒髪を、優しく撫でた。

「そうか・・・」

優しく笑って、また目を閉じた。

気持ちいいのかな?

そうやってしばらく、隼斗の頭を撫でていた。

あ~っ、可愛いっ!

黒猫みたいっ!

空いている左手で、今度は耳たぶに触れた。

「・・・っ!なっ、何だよ」

びっくりしたのか、目を見開いた隼斗。

顔が真っ赤です。

・・・耳、弱いのかな?

可愛すぎますよ、貴方。

カッコいいのに、可愛い。

もう、大好き~・・・。

「えへへ♪気持ちいい~」

プニプニと耳たぶを触る。

真っ赤な顔のまま、照れた隼斗。

「隼斗可愛いっ」

そう言ってあげると、

「男で可愛いなんて、嬉しくないんスけど」

やっぱり真っ赤な顔で、隼斗は微笑んだ。

「じゃあ、カッコいい」
「“じゃあ”って何だよ」
「あはっ!ごめんね?」
「本気でそう思ってる?」

ベットの中で2人、じゃれ合った。