「私はね・・・“シてもいい?”って聞かれてからシたよ。めっちゃ痛くて話になんなかったけどね」
顔をしかめた菜々子。
とてもモデルとは思えません。
「あたしも菜々子と同じ感じで聞かれたよ。でも・・・痛かったけど気持ちよかった、かな?」
あーっ、もう!
恥ずかしい・・・。
「初めてってやっぱ痛いんだ・・・」
「なんか怖い・・・」
処女2人組は何故か部屋の隅で怯えていた。
「でも慣れれば大丈夫だよ☆」
菜々子がそれをフォローした。
「次いこっ!」
そういやまだ、真菜ちゃんが彼氏を暴露してないや。
エロトークであたし、もう疲れたんですけど・・・。
「私は如月湊くんと付き合ってるんだ」
「「・・・誰?」」
「Rainbow事務所の後輩!私の2個下なんだ」
年下なんだぁー。
同い年はあたしだけなんだ。
2人は年上だしね。
・・・それより、引っかかった事がある。
如月、って・・・。
まさかと思うけどね。
後で奴に聞いてみよう。
「ねぇ、私聞きたい事があるの」
千咲が不意にそう言った。
「何々?」
それに便乗する菜々子。
「満奈と隼斗くんってさ、やっぱり毎日シてるの?」
・・・出たよ。
必殺・エロトーク!
もう嫌・・・。
「そうなの!?人って見かけによらないね」
真菜ちゃん、そこは感心しないで・・・。
もう逃げたいです。