(side隼斗)
1月5日。
今日は、満奈の御家族に新年の挨拶をしに行きます。
「ここがあたしん家だよ~」
そう言われて、正面に立つ家を眺めた。
・・・うん、ごく普通の一軒家ですね。
満奈が自分が社長令嬢だってことを知らなかったのも納得できる。
「ただいま」
「お邪魔します」
ドアを開け、中に入る。
すると。
―――――パタパタパタ
「お姉ちゃんっ!・・・と隼斗くんだぁっ!」
満奈似の女の子が玄関にやって来た。
「紹介するね。妹の仁菜だよ」
「初めまして。桜井仁菜、中2です」
「初めまして。流川隼斗です」
この子が満奈の妹かぁ~。
かなり似てる。
目元が似てるかな?
やっぱ、あの2人から生まれたんだな・・・。
しかも可愛い。
この顔なら芸能界でも十分いけそうな気がするんだけど・・・。
将来、“Cherry I”の社長だからな。
すげぇな・・・。
「上がって上がって!お父さんとお母さんが待ってるよ」
早く早く、と俺らを急かす仁菜ちゃん。
「ふふっ。行こっか、隼斗」
「あぁ」
・・・いくら桜井社長とパーティ等で会っているとはいえ。
さすがに緊張してきた・・・。
「どこにいるの?」
「リビングにいるよ~」
―――――ドキッ、ドキッ
心臓がうるさい。
目の前にいる姉妹に聞こえないか心配だ・・・。
「隼斗、ここだよ」
―――――ガチャッ
いよいよだ・・・。
1月5日。
今日は、満奈の御家族に新年の挨拶をしに行きます。
「ここがあたしん家だよ~」
そう言われて、正面に立つ家を眺めた。
・・・うん、ごく普通の一軒家ですね。
満奈が自分が社長令嬢だってことを知らなかったのも納得できる。
「ただいま」
「お邪魔します」
ドアを開け、中に入る。
すると。
―――――パタパタパタ
「お姉ちゃんっ!・・・と隼斗くんだぁっ!」
満奈似の女の子が玄関にやって来た。
「紹介するね。妹の仁菜だよ」
「初めまして。桜井仁菜、中2です」
「初めまして。流川隼斗です」
この子が満奈の妹かぁ~。
かなり似てる。
目元が似てるかな?
やっぱ、あの2人から生まれたんだな・・・。
しかも可愛い。
この顔なら芸能界でも十分いけそうな気がするんだけど・・・。
将来、“Cherry I”の社長だからな。
すげぇな・・・。
「上がって上がって!お父さんとお母さんが待ってるよ」
早く早く、と俺らを急かす仁菜ちゃん。
「ふふっ。行こっか、隼斗」
「あぁ」
・・・いくら桜井社長とパーティ等で会っているとはいえ。
さすがに緊張してきた・・・。
「どこにいるの?」
「リビングにいるよ~」
―――――ドキッ、ドキッ
心臓がうるさい。
目の前にいる姉妹に聞こえないか心配だ・・・。
「隼斗、ここだよ」
―――――ガチャッ
いよいよだ・・・。