あたしはベットに優しく降ろされる。
「パート3はな・・・俺をあげる」
・・・えっ!?
隼斗の口から出て来た言葉に唖然とした。
俺をあげる、って・・・。
・・・まさかっ!
「ねぇ、千咲と菜々子に何か聞いたでしょ?」
そうとしか思えない。
夜景だって、今からしようとする行為の事だって。
あたしは彼女達にしか話してないのに・・・。
「・・・はい」
珍しく隼斗は素直だった。
「どうして・・・?」
「お前を喜ばせたかったから」
あぁ・・・。
嬉し過ぎるよ。
・・・でもね。
「・・・あたしが欲求不満だってことも、聞いたの?」
これだけはホントに嫌。
隼斗には絶対に聞かれたくなかったのに・・・。
・・・2人を、後で締めてやる。
「あぁ。んでも・・・」
優しく押し倒される。
あたしの上に乗る隼斗。
ネクタイを緩める仕草に、色気があってドキドキする。
「今日は、満奈の気が済むまでヤるからな」
・・・。
何であたしはこんな俺様男に惚れてしまったんでしょう。
時々言ってくれる言葉とのギャップ。
もうダメです。
あたしは隼斗に夢中です。
「うん・・・」
―――――チュッ
軽く触れる唇。
隼斗はドレスのチャックを降ろした。
「今日の満奈は、すげぇ綺麗だよ・・・」
甘い言葉に、あたしの体温は上昇。
そのままあたし達は、夜明けにも気付かずに。
甘い時間を過ごしました。