「はいこれ。誕プレ~」
満奈が俺に箱を渡した。
何だろう?
わくわくしながら蓋を開けた。
「財布・・・か」
「うん。隼斗、こういうの好きそうだな~って思って」
「こういうのマジ好き。ありがとな?」
またキスをする。
明日から使おう。
満奈からもらったモノを身につけてると・・・頑張れるような気がする。
あっ・・・!
いい事思いついちゃった♪
「俺さ・・・財布よりももっと欲しい誕プレあるんだよねぇ~」
「えぇ~。何?」
「・・・満奈ちゃん」
耳元でそう言うと、満奈の顔が真っ赤になる。
ん~っ。
この反応がたまらなく可愛い。
「いつもあげてるじゃん?」
おっ!?
満奈ちゃんたら大胆発言~。
「朝までもらうよ~。明日仕事は?」
「休みです・・・」
満奈がしょんぼりした顔で言った。
よっしゃ。
勝ったぜ。
「じゃあお風呂入って来ます・・・」
「俺も入る!」
「まだ入ってなかったの?」
「当たり前。だって満奈とのラブラブタイムだし?」
俺らってさ・・・世間一般で言う“バカップル”かもしれないな。
でも、そんなのもいい。
全然いい。
「喰らえっ!水鉄砲」
「きゃあ!?どっからそんなモノ持って来たのよ?」
「んー、秘密道具?」
じゃれ合ってても、最高に楽しい。
「満奈さぁ・・・肌白すぎ。超欲情するんですけど」
「それはいつもの事でしょ?」
「この俺様に口答えしていいのかな?満奈ちゃん♪」
「ゴメンナサイ」
うなじにキスするのも大好き。
いつまでも・・・いつまでも。
満奈と共に平和な生活が出来ればいいのにな・・・。