「へぇ~。満奈ちゃんってば可愛いね♪」
「隼斗の意地悪・・・」

そんな潤んだ瞳で睨まれても、誘ってるようにしか見えないんですけど。

もう限界だ。

「・・・満奈」

一度だけ、彼女の名を呼んだ。

そして。

―――――チュッ

小さなリップ音と共に、満奈にキスをした。

「好きだ」

マジで好きだ。

何度言っても足りないくらいに。

満奈の耳元に顔を寄せた。




「俺も、満奈とずっと一緒にいたい。俺も満奈に愛されたいし、満奈を愛したい」




そう囁くと、真っ赤な顔で笑う満奈。

「ありがとう・・・」

どちらともなく、またキス。

「今日はずーっとくっついてような?」
「いいよ。・・・ウザいくらいにくっついてあげる」

いつからこんなに満奈が愛おしくなったんだろう。

今の俺にとって、必要な存在だ。

「んじゃあ、風呂でも入る?」
「ご飯は?」
「満奈ちゃんをいただきまーす♪」
「もうっ・・・」

満奈がまた照れた。

・・・かと思ったら。

―――――チュッ

唇に暖かい感触―――――。

「隼斗ってさ、ホントにあたしの事好きだよね」

目の前で怪しげに笑う満奈。

初めて見る満奈のそんな顔に、思わずドキッとした。

・・・言ってくれんじゃねぇか、この野郎。

「大好きだけど何か?・・・お前もだろ?」
「ふふっ・・・当たり前~♪」

どうして満奈はこんなにも可愛いんだろう。

いちいち俺の心を反応させてくる。

久々の甘い時間。

俺と満奈はたっぷり満喫しましたとさ。