午後9時。

―――――チャポンッ

只今、隼斗とお風呂中。

明るくて恥ずかしい・・・!

あたしは今、隼斗に後ろから抱き締められて湯船に浸かってる。

「お前、チビで華奢なくせに胸はあるんだな・・・」
「チビじゃないもん!160cmあるし!」
「へぇー。俺は180cmだけど?」

それは男だからでしょ?

女は160cmもあれば十分ですー!

そう突っ込みたかったんだけど・・・。

「きゃっ・・・。くすぐったいよ・・・」

突然、うなじにキスされた。

そして、

「はぁ・・・。満奈、超綺麗。マジで好き」

甘い言葉に、胸が騒ぎ出す。

どうしてそんな甘い言葉をさらっと言えちゃうの?

あたしの心臓がもたないよ・・・。

「こっち向いて?」

その言葉に誘われて振り向けば、今度は甘いキス。

とろけちゃいそう・・・。

一緒のお風呂も、悪くはない・・・かな?

「・・・ちょっ、隼斗!どこ触ってんの?」
「どこって、満奈の胸だけど?」

前言撤回!

やっぱもう、一緒に入んないもんね!

「あっ・・・。まっ、て・・・」
「満奈・・・」

キスされる度に、脳がしびれていく。

もう、どうにでもなっちゃえ・・・。

「隼斗・・・。もう、好きにしていいよ?」

あたしの心も身体も全部・・・、貴方のモノだから。