(side満奈)

今日のあたし・・・、変だ。

“ふーん。じゃ、風呂も一緒に入る?”

そんなの恥ずかしくて無理っ!

・・・なんだけど。

“うん・・・”

あたしは頷いていた。

だって、離れたくないんだもん。

久しぶりに隼斗といれるんだから。

ちょっとぐらい、甘えたっていいよね・・・?

あたしの我が儘、聞いてくれる?

「キスしたい・・・」

って言えば、

「はいはい、お姫様」

と、あたしにキスを落とす隼斗。

甘すぎる空間。

誰も邪魔はいない・・・。

幸せすぎる。

あたしがお姫様なら、隼斗は王子様だね。

ずっとずっと・・・。

この夢が、覚めませんように・・・。