(side美鈴)
「俺さ、満奈と別れた」
弟が私の家に来るなり、爆弾発言をかました。
・・・何ですって!?
「なんでよ!?あんなに満奈にベタ惚れだったじゃない!」
「俺じゃなくて、満奈だよ。アイツは工藤の元に行ったんだ」
よりによって工藤嵐の所!?
こんの、馬鹿弟め・・・!
「どうしてあんな軽い男に満奈をやったのよ!この馬鹿野郎!」
「仕方ねぇだろ!満奈は俺より工藤を選んだんだからよっ!」
「満奈が選んだんじゃなくて、あんたが行かせたようなもんじゃないの?」
その言葉に隼斗は、ぐっと息を詰まらせた。
ほらね・・・。
「あんたさ・・・、このまま満奈を手放していいの?」
「いいわけねぇだろ・・・。俺が初めて本気で愛した女だ」
“俺が初めて本気で愛した女”・・・か。
「だったらさっさと行きなさいよ。この意気地なし」
隼斗も大人になったねぇ。
満奈もこんなに愛されて・・・。
羨ましいわ。
「ドラマももう、美織と舜が結ばれる頃よね。それまでに仲直りしなさいよ~」
「・・・分かった。じゃあな」
弟は悩ましげな顔で帰っていった。
「私もこんな風に想われてみたいものだわ・・・」
満奈の事、溺愛してるのね。
早く仲直りしてよね・・・。
満奈は私の将来の妹なんだから。
「俺さ、満奈と別れた」
弟が私の家に来るなり、爆弾発言をかました。
・・・何ですって!?
「なんでよ!?あんなに満奈にベタ惚れだったじゃない!」
「俺じゃなくて、満奈だよ。アイツは工藤の元に行ったんだ」
よりによって工藤嵐の所!?
こんの、馬鹿弟め・・・!
「どうしてあんな軽い男に満奈をやったのよ!この馬鹿野郎!」
「仕方ねぇだろ!満奈は俺より工藤を選んだんだからよっ!」
「満奈が選んだんじゃなくて、あんたが行かせたようなもんじゃないの?」
その言葉に隼斗は、ぐっと息を詰まらせた。
ほらね・・・。
「あんたさ・・・、このまま満奈を手放していいの?」
「いいわけねぇだろ・・・。俺が初めて本気で愛した女だ」
“俺が初めて本気で愛した女”・・・か。
「だったらさっさと行きなさいよ。この意気地なし」
隼斗も大人になったねぇ。
満奈もこんなに愛されて・・・。
羨ましいわ。
「ドラマももう、美織と舜が結ばれる頃よね。それまでに仲直りしなさいよ~」
「・・・分かった。じゃあな」
弟は悩ましげな顔で帰っていった。
「私もこんな風に想われてみたいものだわ・・・」
満奈の事、溺愛してるのね。
早く仲直りしてよね・・・。
満奈は私の将来の妹なんだから。