(side満奈)

隼斗・・・。

大好きだよ。

愛してるよ。

今でもずっと・・・。

「はぁっ・・・、嵐くん・・・」
「何?」
「もうっ、ダメ・・・」

嵐くんと付き合い始めてから1週間が経った。

“-----別れよう。さようなら”

その言葉を隼斗に告げてから、あたしは嵐くんと毎日肌を重ねている。

彼のぬくもりを感じる度、思い出すのは愛おしい彼だけで・・・。

声が聞きたい。

会いたい。

抱きしめてほしい。

キスしてほしい。

抱いてほしい。

会う時間が減れば減るほど、あたしの隼斗に対する思いが募っていく。

自分から別れようって言ったのに・・・。

笑えるね。

「あっ・・・」
「いいね。もっと鳴いて?」

離れても、離れるほど、愛おしくなっていく。

でも、隼斗の気持ちはあたしじゃなくて・・・。

アリアさんのモノ。