「開けていいよ」

少しずつ目を開いた満奈は、首元の違和感に気付き視線を向けた。

「わぁ・・・。可愛い!虹だね」

虹モチーフのネックレス。

もちろん、Rainbowにかけて虹にした。

「知り合いに作ってもらったんだ。裏見てみ」
「・・・ん?はやと・・・、まな・・・。この英語なんて言う意味?」

裏に彫ってもらった英文。

「“永遠に互いを愛する”・・・」

そう言った途端、恥ずかしさがこみ上げてくる。

俺、気が早すぎ?

でも、このくらいしとかないと満奈がどっか行っちゃいそうで不安なんだよ。

「嬉しい。ありがとう」

満奈は微笑んでから、

「・・・!!まっ、満奈!?」

俺に不意打ちでキス。

「あはっ。いつも隼斗からだから・・・。たまにはいいでしょ♪」

多分俺の顔はタコみたいに真っ赤だと思う。

でもこんなのも悪くない。

「・・・やったなこの野郎」
「えっ、ごめん・・・ね?」

可愛くしたって今日は無駄。

「寝るのが楽しみだなぁ~」

俺様が超可愛がってあげるからね?

「えぇ~・・・」
「誕プレパート2だ。ありがたく受け取っとけ」

こんなのも、たまには有りかも知れない。