アイツ・・・、満奈に何て言ったんだ?

俺の彼女が松本?

あんな奴、120%お断りだし。

「何言ってんだよ。俺の彼女はお前だけだし」

そう言うと、満奈はホッとしたような顔を見せた。

よかった。

これで安心したか?

「俺が好きなのも、愛してるのも、ずっと一緒にいたいと思うのも・・・、お前だけだから」
「・・・隼斗・・・。ありがと」

笑った満奈。

やっぱ満奈には笑顔が1番似合ってる。

愛おしくて、そんな満奈にキスをした。

コイツ以外無理。

コイツ無しじゃ生きていけない。

いつの間にこんなに満奈に依存したんだろう?

まぁ、悪くないけど。

唇を離してから、

「16歳おめでとう」

と言ってもう1度キスをする。

「目ぇ閉じて」

頭の上にハテナを3つほど浮かべた満奈が、目を閉じる。

その綺麗な顔に、いまだにドキドキする。