「ただいまぁ~♪」
午後5時。
満奈が帰って来た。
ヤべぇ。
声だけでもニヤける!
キャラが崩壊する・・・。
ガチャ、とドアが開いて満面の笑みの満奈が姿を見せた。
「隼斗くん!ただいま」
「おかえり、満奈」
最高に可愛すぎる。
「満奈、おいで」
満奈を呼び寄せ、抱きしめる。
たまらなく心地いい。
「へへへっ、隼斗くん温かいね」
「そうか?・・・つーかさ」
昨日から、ずっと思ってたんだけど。
「もう俺ら“カレカノ”なんだからさ、くん付けやめねぇ?」
「えっ、でも・・・隼斗くんの方が呼びやすいし?」
「じゃあ“隼斗くん”って呼んだら罰ゲーム」
「ほえっ?ちょ、待ってよ隼斗くん。あの・・・、あっ」
ふっふっふっ。
呼んだね?
罰ゲームだ!
「ごめんなさいごめんなさい」
「うるせぇ。黙れ」