「待って待って待って待って!!」

「んだよ今度は。百面相しやがって」

ほら・・・。

違う。

「いつもの王子様隼斗くんはどこに!?」
「はぁ!?・・・つかお前誰?俺の事知ってんの?」
「当たり前じゃん!SuperStarの大ファンなんだから!!あたしは桜井満奈!Rainbow芸能事務所の研究生!ついでにこの部屋の住人!」

一気に言ったから、息が乱れた。

「・・・ふーん」
「それだけ!?そっちから聞いといてさー」

こんなの隼斗くんじゃないっ!

SuperStarの隼斗くんはもっと王子様な感じなのに・・・。

「お前が桜井か。・・・言っとくけど」

ニヤリと妖しく笑う彼。

「これが俺の本性だから」
「・・・へっ?」

うっ・・・うっそーー!!

こんな俺様な性格だったの!?

信じられない・・・。