結衣から話してくれるのを待とうと決めて三年が過ぎた。


俺から連絡もせずに、ただひたすら待った。



あれから、毎週のようにあの時の公園でサッカーをするのが当たり前になった。


春夏秋冬、どの季節もかかさず会った。



優志も大きくなった。


もうすぐ、5才になるんだ。


サッカーも上手になった。



結衣は、相変わらず小さくてかわいくて、おいしい弁当を作って来てくれる。



夏にはやっぱり半袖を着ていた。


ショートパンツも履いていた。


やっぱり痣なんて見えなかったけど。