スペインが日本側についたという報が流れたのは2141年のこと。その報せは世界を言葉通り揺るがせた。
スペインは無敵を誇る艦隊を所持している。そう、まさしく以前と同じ「無敵艦隊」を、だ。
だからこそ、一番焦ったのはヨーロッパだった。しかし、謀反をドイツは予想していた。すぐさま鎮静するよう働きかけたおかげで、予想以上の早さで混乱は収まったのだ。
そのことから帝は、ドイツが連合軍の中核を担っていると悟った。
よってここに、シュトットゥガルド包囲戦が決行される。
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