―4月―


中学を卒業した私は高校生活に向け



希望と不安でウキウキしていた。


彼氏できて、友達できて…



たくさんの事を思い浮かべていた。


入学式の前日…


見慣れない新しい制服をハンガーにかけ、


新しいサブバックに上履きなどを入れ



布団に入った。


だけどなかなか寝付けずに居る。


明日が楽しみでしょうがないのだ。


彼氏は誰だろ?友達は美人な子かな?



そんな事を考えていたら知らぬ間に寝ていた。


朝起きてみると、ベットの横に


見たことない男性が私に手をさしのべている。



『…っけた』


えっ?と問いかけようとしたとき



ジリジリジリジリ~


私は目をさました。