嫁とはただの同居人になって、仕事と家の往復だけの生活の途中で、音輝を見付けた。

長い黒髪に、白い肌

一目惚れした

音輝は笑って、俺と話してくれた。

風がふくたびに、髪の毛が揺れる。

初めて音輝を抱き締めた日、細い腕が俺の背中にまわった。