「何か騒がしくない?」

「あー、個室に入った子が食事拒否してるんだって。」

「え、食事拒否!」


私は騒がしい方向へ向かう。



「ほら食べないと。」

「・・・」

「先生、どうしますか?」

「うーん、食べないと足も早く治らないのになぁ。」


院長が悩んでいる!これは助けなくては。

「院長、私にやらせて下さい。」


「やぁ、女神さん。」

「その呼び名はやめてください。とにかく集まっている患者さんを部屋に戻した方がいいです。」

「分かった。女神さんならできると思うよ。」

「・・・はい。」



部屋にいた人たちはみんないなくなって私と患者さんの2人になった。