「・・・綺麗。」


すうっと落ちていく流れ星はとても綺麗だった。


見てるかな、翔太君。



「小鳥さん・・・。」


「あれ?」


いつの間にか涙が出ていた。


「・・・小鳥さんは誰かに奪われてしまいましたか。」


「・・・本当にすいません。」

「前々から分かっていたんです。行くんでしょう?送りますよ。」


「・・・ありがとうございます。」



私は院長の車に乗って、病院へ向かった。