何か今日変じゃないかな。


いきなりの質問に、考えるような姿。

そしてあの一瞬だけ見えた悲しい顔。


部屋にいる翔太君の所へいってみた。



「翔太君、どうしたの?何か変だよ?」

「・・・」


俯いていて、

「翔太君?」

顔を覗き込んでみた。


「・・・僕のこと弟だと思ってるんでしょ?」



・・・え?突然目の前が真っ暗になった。


キス、されてる?

気付いた瞬間突き飛ばしてしまった。


「弟はこんなことしないよ。」

「・・!」


「・・・おやすみなさい。」

翔太君は私にまた笑顔を向けるとどこかへ行ってしまった。