そして、もう一つ。


私の心の中も変化し始めてる。


それは私が抱いてる拓斗さんへの気持ち。





「まさか」





拓斗さんと生活して慣れて少しずつ心にゆとりが出来ているだけ。


そうなんだよね…?


そうなんだそうなんだよ!と言い聞かせ私はチラシを片付ける。


拓斗さんは新聞紙ばかり見て、私はチラシばかりをいつも見ている。


私が新聞紙を見るといえば番組欄ばかり。





「明日もお弁当作りたいし…」





少し遠目のスーパーに行こうかな。


あっちはお魚が安いけどこっちが野菜が安売りしてるならこっちかな。


夜ご飯の食費が少しでも浮けばお弁当の方に回して豪華に出来る。


まあ、豪華と言ってもたかが知れてるけどね。