この洗濯機のボタン操作にも慣れて、この外国物のフローラルの香りにも随分慣れた。
「いい匂い」
慣れたというよりも、この香りが普通になって操作も同様に普通になったのかも。
操作も匂いも私の生活にはなくてはならないものに。
だから、これがない生活の方が私にとって不自然という程になっている。
私の家事はまずここから始まるから。
「よし、掃除機かけよう」
掃除機が置いてあるこの場所だってそう。
このマンションにある物全てが大袈裟かもしれないけど私には欠かせない。
来たばかりの頃はなにもかもが慣れるか心配だったけれど、今ではそんな心配は全くしていない。
本当に慣れって凄いとつくづく関心してしまう。