教師専用玄関を通って、
靴下のまま人が少ない方の階段を上り、4階に行く。
資料室は一番端の教室。
そこには一番遠い階段だけど、
この場合は近いと言っても良いだろう。
資料室のドアを目の前にして、
ノックをする。
「失礼しまーす」
「遅いぞ、五十嵐!」
異常に低い男の声が資料室から漏れる。
担任だ。
「石橋……先生、
何もあのタイミングで呼び出さなくても良いんじゃないでしょうか」
「は?」
「イエ、こっちの話デス。
で、何か御用ですか?」
今気づいたけど、資料室にはもう一人男がいた。
あの、黒河浬だ。
靴下のまま人が少ない方の階段を上り、4階に行く。
資料室は一番端の教室。
そこには一番遠い階段だけど、
この場合は近いと言っても良いだろう。
資料室のドアを目の前にして、
ノックをする。
「失礼しまーす」
「遅いぞ、五十嵐!」
異常に低い男の声が資料室から漏れる。
担任だ。
「石橋……先生、
何もあのタイミングで呼び出さなくても良いんじゃないでしょうか」
「は?」
「イエ、こっちの話デス。
で、何か御用ですか?」
今気づいたけど、資料室にはもう一人男がいた。
あの、黒河浬だ。