「結構その言葉痛い」



苦笑いしながら
もう1度味気のない
コーラを啜る




向かいでウーロン茶を
飲み干した洋子は
嘘?そんな傷ついた?
と笑いながら謝ってきた





「あ、もうこんな時間」



壁にかかった時計は
夜の6時ジャストだった


「時間感覚うちら
 完璧なかったよねー」


「うん」


「そろそろ行きますか」

「うん」


あたし、うんしか言ってない