・空也side・
星羅の過去を聞いた。

俺は自分を攻めた。

星羅は
どれだけ孤独だっただろう。

まだ
小学生だったのに…

そんな事も知らずに
俺は
あの頃
ただただ
笑っていた。

星羅も笑っていた。

だけど
やっぱり
思いかえしても
星羅の笑顔は
どこか
寂しそうだった。

だけど
あの頃の俺は
何にも気付かず
笑っていた。

そして
今の俺は
星羅の闇に気付いてやれなかった自分を攻め続け
後悔し続けている。

少しして
椎達が戻って来た。

「空也。
お前が自分を攻めるのは分かる。
だけどな
もお過去の事だ。
今さら
後悔しても遅いんだ。
だからあんまり
自分を攻めんじゃねー」

は?
何が分かんだよ。

自分を攻めのが分かるだ?

俺の気持ちが分かんのかよ。

何言ってんだよ。

分かるわけねーだろ。

「お前達に
俺の気持ちが分かるかよ。
俺じゃあるまいし。
分かるわけねーだろ。
何知ったよーな事言ってんだよ。
てめーらに俺の気持ち何てわかるかよっ!!!」

俺は言ってしまった。

分かってる。

分かってんだよ。

お前達が
俺の心配してくれてる事も…

何が
言いたいかも…

だけど…だけど…



今の俺には
お前達の思いを
素直に受け止める事が出来ない。