え……?
わたしは驚きの言葉に顔をあげた。
…なっちゃん…?
「何があっても、おまえは俺に告ってきた。それに変わりはない。」
わたしは黙って頷いた。
「別に、今すぐじゃなくてもいいし。けりつけたら俺に返事を聞きに来い。」
「え……そんなんでいいの?」
「いいも何も…俺に決める権利はない。お前が決めることだし。めんどくせぇことには首突っ込みたくねぇーんだよ。」
なっちゃん……
言い方が荒っぽいけど、ちゃんと考えてる…
そうだよね。自分がしたことだもん。
きちんとけりつけないとね。
「なっちゃん。ありがと。今日の夜、翔くんと話し合う。」
「お、おぅ。まぁ、せいぜい頑張れよな。じゃーな。」
「うん。ばいばい」