「あーうるせー。あーうるせー。」
耳をふさぎながら、さっきから同じことをずーっと言ってるなっちゃん。
まぁ。あたしがガミガミと怒っているから。
「冗談でキスなんかするな!ばか!」
「はぁ!?冗談!?んなわけ……」
「んなわけ……なによ?」
「あー。なんでもねーよ。うるせぇうるせぇ。」
ムッカァァ!!!
今、頭に血が上っちゃったもんね!
なっちゃんのせいだもんね!
「ムカつく。あたし、お風呂入ってくる!」
「え?マジ?じゃあ、一緒に「入らない。」
「はい。すいません。」
なんか、いきなりゆうこと聞くなんて。
気持ち悪い。
「お前。俺が急にしおらしくなったからって、気持ち悪ぃとか思っただろ!?」
「は!?人の心読むなよ!変態!」
「最高のほめ言葉だ。やっぱり俺は慕われてるんだな。」
だめだ。
このナルシーになに言っても通用しない。
諦めた。
っていうか、相手にしてる時点でおかしいか。
はははは。