そうは言うものの…… 「ですが……」 きっぱりと断ろうと、俺は口を開くと 「ならこうしよう。お前たち、こちらで働かないか?もちろん、住み込みで」 「はぁっ!?」 さすが兄妹 同時に驚きの言葉を発する 「俺を守ることはしなくていい。執務などをしてくれないか?もしくは、戦術指導とか」 「……お兄様」 近江が俺の顔を覗いてくる ……近江のためだ 「わかりました。やります」 「本当かっ!?」 神威様がガバッと俺に抱きつく