「何で急に消えるの」

私は泣きそうになった。

コツッ

前の方から誰かが歩いて来た。

夜の8時に歩いてる人は当然いないのに
誰かが歩いてきてた。

「もしかして幽霊!?」

私は目をつぶった。

私の目の前で誰かが立ち止まった。

(ひー、殺される)

「何してるの?」

「はひっ」

私は聞き覚えのある声の方を見た。
そこには、雲雀さんが立っていた。

幽霊じゃなく、大好きな雲雀さんと
分かると泣いてしまった。

「ひっ、雲雀さーん」

私は雲雀さんに抱きついた。

雲雀さんは私を抱きしめてくれた。

「泣かないでくれる?誰も
学校にいないんだから」

「へっ!!」

「今何て言いました?」

「何回も言わないよ。
次聞いたら咬み殺す」

「すみません(汗)」

学校に誰もいない・・・

何で、先生は?、校長先生は?

じゃあ、何で雲雀さんはいるの?