碧の越してきた家が以外と近くにあって、登下校は一人だったあたしは、碧と登下校するようになった。


佐藤のこともあって、心配してくれてんのかな?なんて思ったり。


「………送ってってくれてありがと。」

笑顔を作ってお礼を言う。
何もしてこない佐藤が気になって、精神的にちょっとキツいや…………。


「…………いいけど。」

いつものように素っ気ない碧に「じゃあね……。」といって誰もいない家に入ろうとすると


「…なぁ。」