「佐藤。」


一人で教室に座ってた彼氏にこえをかけた。


「おぅ、さくら、どーしたん?話って。」


みんな帰って静かな校舎。グランドの運動部の声だけが響く。



「別れ話とか、却下だから。」

うっ
めげるなあたし

「適当に返事したあたしが悪かった。ごめん。」

「―――――。」


「でも、あたしは佐藤のこと、何とも思わない。………別れて。」