ましてやここは特進クラス。


普段は絶対私よりも成績がいいんだろうなって雰囲気を漂わせている人達なんて沢山いるんだ。




今時…七三訳に分厚いメガネって普通の高校探してもいないと思う。




「このクラスの男子って全然イケてないですわっ!!私普通クラスに行けばよかったかしら…?」


咲羅ちゃんも同じ事考えてたみたいだ。


「同感」

ウンウンと頷く。




すると


「……チッ」




これでもかってくらい特大の舌打ちが隣の方から聞こえた。


「…ここは謝っておいた方がいいと思いますわ」
ボソッ

「これから三年間一緒な訳だしね」ボソッ



咲羅ちゃんと私は苦笑いしてお辞儀をし、この話に無理矢理終止符をうった。


「次はサーヤ、皆からの質問聞いてあげる♪これも恒例だよねっ★ここで彼氏いますかっ?なんて聞かれたり~」


「……ゴホンッ」


この二人は二人一緒でいい感じにバランスとってるんだと思う。

サーヤ先生がだいたいの事はするけど間違いだけを指摘するっていう……。

でも私からしたら鈴木先生は単なる憎い奴に過ぎない。



「……取り乱しました。じゃあ最初は工藤君!!」

先生はクラス全員に言わせるらしい。

……ただクラス全員に言わせようとすると後半の人達はネタ切れになって似たり寄ったりな意見になるんだよねぇ~

そこは考えて欲しいよね!!



「先生は何才なんですか??ご自分の年齢にあった服装を着たらいいと思いますが…。」




「……うっ……。」



佐藤君いきなりキツイなっ!!


しかも今のは質問じゃなくて指摘だろう?