グッダグダだった入学式は悪い意味でいい思い出が出来たしこれから三年間





楽しみますかっ♪



みんなは教室に入学式の前に入っていたから席が分かっている。


だから私だけだ。



「えぇ~私の席どこぉ~??」


黒板の前でウロウロしているのは。





「成田愛さんの席なら私の前ですわ。こちらにいらして?」



「あっありがとう…。」

私に声をかけてくれたお嬢様は大きなリボンを頭の上にのせてパッチリ二重の誰から見てもかわいい人…。


私の苦手なお嬢様言葉だって使いこなしてて



お嬢様の中のお嬢様って感じ。



お嬢様に連れられて席に座る


「話かけてくれてありがとう~♪私朝あんなことあったから友達できないと思ってたから…あっお嬢様……じゃなかった名前教えて?」


「私は武光咲羅(タケミツサクラ)ですわ♪どうぞよろしくお願いしますねっ♪」


名前までお嬢様だなぁ…。



「皆さん~こんにちはぁ~♪」

いきなり教室に来たのは明らかに年下のかわいいうさみみフードのかぶった女の子とメガネでスーツのお父さんだ

高校になんのようなんだろう?



「“担任”の森下沙也加(モリシタサヤカ)でぇす♪サーヤって呼んでね★隣にいるのは“副担”の鈴木匠(スズキタクミ)。」


「どうも。」


紹介にかなりの温度差を感じた。


「さっ!!クラスの人達と仲良くなるためにぃ~自己紹介してもらいまぁす♪」


教卓の前でピョンピョン飛び跳ねるサーヤ先生が…





かわいくてかわいくて★


「「サーヤ先生かわいいぃ~★」」



私もここには共感するなぁ(*´艸`)




「じゃあまず名簿一番の人からぁ~緊張しないでね★」


「…はっはい!」

なるべくみんなの名前を頭に叩きこんだ


生徒会の事があったから隠れたが覚えている人が確実にいる