ありえないありえないありえないありえない!!
「ここはどこよ!?」
「「「「「生徒会室。」」」」」
違くて!!
私が聞きたいのはそこじゃなくて!!
「大ちゃんのお父さんこんなにお金持ちだったの!?」
「…親父の趣味で建てたようなもんだろ?」
「そうそう!だって学園長であると同時に社長でもあるんだから♪」
大ちゃんに続いて薫先輩もウキウキしながら話す。
長い事幼なじみをしていた私が一番わからなかった。
「てゆーか俺らみんな親が社長★」
はぁぁああぁぁぁ!?
まてまて???
じゃあここにいる私だけが普通(という名の貧乏)??
そりゃ金使い荒くても皆気づけないはずだわ。
だって皆は社長の子供( ̄∀ ̄)
放心状態の私に咲羅はいった。
「ていっても皆さん生徒会長の系列の会社なのでホントに偉くてお金持ちは生徒会長ですわ♪」
し…知らなかった…。
私…幼なじみなのにそこら辺全然知らなかったよ!?
ここで生まれる疑問。
どうして私……大ちゃんと幼なじみなんだろう?
こんなに家の環境が違うのに……。
私はこの疑問の理由をあとで知る事になる。
………私たちの関係が壊れたあとで…。