「ここだよ!!」



薫先輩が指ざした部屋はもう本当豪華で…。



「「ホントにここは学校なの?」」



扉の前には指紋認識装置(ていうの?)があっていかにも厳重になっているってのが一般人の私でも理解できる。


「大ちゃん…ここまでしてなにを守るの?」


学園長の息子現生徒会長に問い掛ける。


「決まってるじゃないか。生徒の個人情報や行事予定表とかだろ?」

うん。

そこは他の学校となんら変わりはない。


ただ―


「………あと生徒の執事の名前や住所だろ?あと先生の名前や…「もういいです。」


別に生徒会が守るようなものでもないものまでこの部屋で守っているらしい。


まぁ…お金持ちらしいっちゃらしいけどね。



「…じゃあ入るか?」


足を踏み入れた瞬間びっくりした。


大きな大きなアンティーク調のテーブルにそれを囲むように並べられているアンティーク調の椅子。その奥には何故か庭がありこれまた噴水が設置されていた。


「やばい…。これはたかが生徒会室に金をかけすぎている。」


「お帰りなさいませ。」


「!!??」


そこにはすごくイケメンの………









執事が立っていた。