「まぁお前にとって俺は兄貴みたいなもんだろ?」

「!!」


大ちゃんは私の気持ち、なんでも分かってる。


私が誕生日の日だって私が寂しくないようにって大ちゃんが祝ってくれてたんだよね…。



ありがとう。


そんな感謝の気持ちをこめて大ちゃんに微笑んだ。


ポンポン


頭を二回軽く叩いた。


もう…。


たまに見せるその優しさ……



反則だよぉ…。




そんなところが好き…。



「「「「…。」」」」


(愛…分かりやすすぎですわ…きっと生徒会長以外の皆気づいてるはず…。)


咲羅は周りを見回す。


皆、愛の気持ちに気づいた様子で…。


(お兄様…)


一番ショックを受けていたのは椿だった。