みんな校舎で迷子になっていた…。
「学校探検なんてしたら帰れないような気がしてきた…。」
「…奇遇ですね!私もたった今思いました…。」
すっかり探検する気がなくなった私たちはとりあえず学校案看板を探した。
「真面目に迷った( ̄∀ ̄)ドヤッ」
…まず案内板が見つからないのだが。
「…私のケイタイのGPS機能で執事に迎えにきてもらいましょうか?」
お嬢様すごいな!
でも頼った方がいいような気がする…。
「じゃあ執事さんにお願「見つけた!!」
「愛ちゃーん♪」
「やっぱりお前ら迷ったか(≧∇≦)?」
「探したよ!」
…作者。
そんなに私の事嫌い?
何回もセリフ被らせやがって…!!
「……おっ」
おっ?
「お兄様…。」
「あっ咲羅じゃないか愛ちゃんと友達になったの?」
えっ
お兄様って…。
「「「「兄妹!?」」」」
「そうだよ」「そうですわ」
「あっそういえば苗字武光だったよね!?」
「…私は自己紹介の時点で気づいていたと思ってましたわ?」
……兄はイケメンで妹は可愛くて…。
武光家遺伝子はどうなってるんだ?
是非私にも分けて頂きたかった←自覚なし
「マジで咲羅ちゃんかわいいじゃん♪」
「咲羅はダメだかんな?」
「なんでだよ?」
「死んでも流の義理のお兄さんになるなんて嫌だ!!…」
椿先輩が流先輩に口撃しても流先輩は全然気にしたようすもなく「お兄さーん」なんてふざけてる。
咲羅の事すんごい好きなんだって伝わってくるなぁ…私は一人っ子だからうらやましいなぁ!