ちょっとびっくりしていた羚於
(私の存在に気づかなかったんだ)
さっきよりもズキッと胸が痛くなった

「わ、私!帰るね!」
急に言った私の言葉に驚いたみんな。

「なんでよ美麗、まだ居なよ、帰りは送ってくし♪」
昂はそう言った

「ごめん…帰りたいんだ…また明日ね!あっ!ひとりで帰れるから!」
そこに居るだけでも辛い私は帰ることを考えたんだ。