私が連れられて来た所は、工場の廃墟みたいな場所だった。

そこには、ヤンキーがいっぱい居た...

「ここは、俺達ブラックセブンの溜まり場だ」

高杉君がそう言うと、中に入っていった。
私もその後をついて行った。

正直ヤンキーがいっぱい居て怖かった。

「怖いのか?」
私の心の声が聞こえたのか高杉君が聞いてきた。

「…うん。」
私は正直に答えた。

「そうか...」
そう言うと高杉君は、私に手を伸ばした。

「繋いでてやるよ」
意外なことを言ったからびっくりした。

「ありがと」
私は、そう言って高杉君の手を握った。