それと同時に彪雅がきた。
「おまたせ。行こうか」
「うん」

そして彪雅の言う通りにバイクへと向かった


既にそこには、高杉君の姿があった

(やっぱり高杉君が一番かっこいい…)
そう思ったのは、私の本音。

その隣には、あの女の人の姿もあった

相変わらず高杉君の腕に自分の腕を絡めていた。

離れてほしいな
なんて思った私。

(なんだろう…この気持ちは…)
見てるのが辛くなった

「…麗…美麗!」
「な、なに?」
考えていて彪雅の呼ぶ声が聞こえなかった

「どうしたんだよ」
「どうもしてないよ…ただ…考え事していただけ…」